居宅介護支援事業所のケアマネジャー様よりご紹介いただきました。

ご夫婦それぞれが認知症を患ってしまい、ご夫婦ともに入院中という状況でした。退院後は、お二人とも施設入居をされる事を娘様達がご希望されていました。

ご両親ともにグループホームでご検討するご意向でしたが、お父様は退院までもう少し時間が必要でしたので、まずはお母様の施設をご検討されることになりました。

ご面談の翌日に２施設のご見学。どちらも良かったようですが、次女様のご自宅から行きやすく、お知り合いの方がいたとうご縁が決め手になり入居先をお決めになりました。

お母様のご入居から約一ヶ月後、お父様の退院の目処が立ちました。それぞれの認知症の症状がお互いにとって悪影響だった経緯があった為、お母様とは別の施設でのご検討になりました。

自然豊かでご本人様にもゆかりのある地域の施設へのご見学に行かれ、そちらへの入居が決まりました。

可能であればご夫婦一緒に生活ができれば良かったとは思いますが、現在時々娘様がお連れして家族揃ってお出かけになられていると職員様からお伺いしました。適度な距離感があることで良い関係を取り戻す事ができたのではないかと思います。大変な状況での施設選びをされた娘様も安心していただけているようで私も安心いたしました。

アンケートにご協力いただき、ありがとうございました。

相談員　加藤純