アンケート
2024/11/06
ご本人にとっては不本意な入居。しかしそれによって親子関係が良好に。
鳩のつえを利用したご親族様から聞き、独居生活をされているご本人様のご相談で長女様が相談に来られました。
長女様のすぐ近くで独居生活を送られていたご本人様、脊柱管狭窄症により引きこもりのような生活になってしまい長女様がお世話をしに通われていました。しかし、唯一の身内になるため何かと不満をぶつけられてしまっており長女様が精神的に限界を迎えられておりました。
長女様は1日でも早い入居を望まれていました。
入居までがスピーディーで比較的ご自宅から近い施設に面談に来られた日に見学に行かれました。施設長は緊急性を感じ、見学が終わるとすぐにご本人様の元に。そのまま施設にお連れすることになりました。
ご本人様にとってはあまりにも急な話だったと思いますが、施設へ向かう車の中で職員さんと色々お話をされ道案内もされていたようです。
当然慣れるまでは少々時間が必要だったようですが、現在は施設での生活に慣れて落ち着いて楽しく過ごされているようです。
自ら施設入居を希望される方は稀で、多くの方は自宅での生活を希望されます。しかしその意向を汲んで限界まで追い詰められてしまうご家族様は少なくありません。ご本人様にとっては不本意な入居だったかと想像できますが、安心できる環境で生活を送る事ができ、長女様にとっても精神的な負担が軽減されたことで本来のあるべき親子関係に戻れたのではないかと思います。
アンケートにご協力いただき、ありがとうございました。
相談員 加藤純