2年前、二人暮らしをしている両親の施設を検討したいと息子様達が相談に来られました。その時は、施設の基本的な仕組みや金額の相場などをお伝えしパンフレットを数カ所持ち帰られました。

つい先日、ケアマネより一報あり、ご家族に連絡をしたところ、認知症のご主人が隣の家に観覧版を置いてくると出たまま帰ってこなくなってしまったことがあった。１時間後、誰かに送ってもらったようで自宅に戻ってきたが、そろそろ高齢な夫婦二人での生活も限界かなと、再度施設を検討することに。

当初ご主人の施設を探したいとのことで、ご自宅へ面談に伺いました。

奥様と息子様達とお会いしてお気持ちを伺うと、奥様は「主人と離れたくない、一緒に施設に入居したい」と涙ぐまれ、ご家族も「母親一人を家に残すことは心配なので、本人が希望するなら二人で施設に行くことには賛成したい」とのこと。

・夫婦二人で入れるところ
・要支援の妻、要介護の夫
・予算はなるべく年金で入れるところ
・夫婦部屋
・早めに検討したい

上記条件から提案先も絞られ、見学をご希望された為、その場で施設と連絡をとって見学の予約手配をとらせてもらいました。

お二人での入居で、長年住んだ家の整理や引越しの準備で色々大変だったかと思います。
⑤のご意見にあるように、立地的には少し不便な場所となりましたが、施設の方からご様子を聞いたりと、ご家族としてもご両親が同じ場所にいて、人の見守りがある中で生活出来ていることに安心はしていただけているのかなと思います。

相談員　土屋綾子