ケアマネジャーからの紹介で施設探しのため鳩のつえ富士相談室に来社相談。

デイサービスを利用しながら在宅生活を送っていたが、認知症からくる暴言・暴力がお嫁さんに対してあり、ご家族も頭を抱えていました。認知症の病院にもかかっており、薬の処方もありましたが落ち着くのは難しい状態。デイサービスでは暴言・暴力はなく、矛先はお嫁さんだけでしたので、周りの方には分かってもらえず辛い思いをされているようでした。

ご対象者の気持ちを考えれば施設入居ではなく、在宅生活を継続できればそれに越したことはないのですが、ご家族が限界を感じている以上、在宅生活を継続するのは困難。
お嫁さんの安全確保が第一でした。
それ以外にも暴言・暴力に対し止めに入ったご家族とご本人が言い争いになってしまうことも。お互いの為にも距離を置いて生活することが得策でした。

ご家族様の希望条件３点
１、認知症のケアをしていただける
２、入居後、暴言暴力があっても即退去とならない
３、空室がある
この３点でした。
２件施設見学を行い、グループホームへ入居を決めました。

施設側は認知症の対応はもちろん、暴力・暴言がある方の受け入れ経験もありました。
施設側としては、お嫁さんのみの攻撃で他の方とは問題なく生活できていることも受け入れのポイントでした。
選択された施設は、普段から出来るだけ認知症の薬に頼らずケアをしていくことを心掛けているようです。

入居後数日間はご本人の拒否が強かったですが、現在は落ち着いて生活されているようです。

今回も依頼元であるケアマネジャーさんがご紹介をしてくれたことで施設探しのお手伝いをさせていただくことが出来ました。
ご家族様も本音で話をしていただき、入居までの間ご家族で連携を取りながら迅速に動いてくれたことでスムーズに入居まで進めることが出来ました。

施設の方々も、お忙しい中１日でも早く受け入れができるように万全な受け入れ準備をしていただき、ありがとうございました。

相談員　土方和樹