アンケート
2022/03/24
元気なうちから家族と施設選びをし、自分で選んだ施設にご入居できた
ケアマネジャーのご紹介でご自宅に伺ったのは一年前。
ご本人から施設に入りたいとの申し出がありました。
とてもしっかりされた女性で、自分のことは何でも自立して行ってきた生活が少しずつ大変になってきたとのこと。
息子様はお母様のお気持ちを大事にされながらも、そんなに急いで施設を探さなくてもまだ家にいたら良いのでは?というご意見。
ご本人の希望は
・個室
・行事に縛られないところ
・最期までみてもらえるところ
・ご自宅からあまり遠くない場所
そして初めての施設見学の日
「期待と不安が入り混じっております」と第一声。
・自分が困った時施設のどなたに相談をしたら良いのか
・好きな散歩をすることは可能か
・料金が途中で値上がる可能性はあるか
・最期までここで生活できるのか
等々、積極的にご質問をされていました。
その後も数カ所見学を重ねられたことで、より具体的にこういう施設が良いという希望なども徐々に固まっていったように思います。
体調も良かったこともあり、そのままご自宅での生活を継続されていましたが、入居のきっかけは、アンケート①にあるように、歩行が少しずつ困難になってきた時にご自宅で転倒。そのことを機に、退院後は自分で選んだ施設にお世話になると決められました。
入居までお気持ちが揺れるのは誰しも同じ。お母様のようにご自身の将来のことを考えて早めに行動される方は少なく、今回のようにご入院された場合、ご家族が施設を探していくケースの方が圧倒的に多いもの。
ご自身のためにも、ご家族のためにも、少し先を見て行動、準備しておくのもとても大切なことだと改めて感じたご相談でした。
相談員 土屋綾子