
アンケート

富士市内の小規模多機能型居宅介護のケアマネジャーさんからのご紹介。
85歳の夫の老人ホームを探したいと奥様からのご相談。ご自宅に訪問させていただきました。
富士市内にて奥様と長女様と3人で暮らし。
定年退職後は自宅で植木の手入れや畑仕事を楽しみながら生活されていました。
しかし、今年2月畑で倒れているところを発見され、脳梗塞と診断。
2か月間専門病院で入院治療を受け、続いてリハビリ病院にて3か月程入院。
退院後の生活について、奥様は「施設入居して安心して生活してほしい」と考えていましたが、長女様は「できる限り自宅で介護してあげたい」という強いお気持ちがございました。
その為、7月から小規模多機能型居宅介護を利用して在宅生活を行っていくことを決断。
通所介護を利用することで、ご家族の介護負担を軽減しながら、自宅で生活を送ることを目指しました。
しかし、実際在宅生活が始まると、ご家族だけでの介護は想像以上に大変でした。
日中は通所介護に預けて、夜は自宅で介護することを続けていましたが、次第に負担が大きくなり精神的にも肉体的にも疲れきっていました。
ケアマネジャーに相談してお泊まりを連泊利用することになりました。ただ連泊利用について、今後長期の連泊利用は枠の確保が難しく、ご家族と小規模の双方で今後の生活について考え、「今後は自宅で介護を続けるのではなく終身でみていただける施設へ入居したい」ということを決断しました。
ご家族の希望を整理して施設探し。主な希望は次の3点でした。
毎月の費用をできるだけ抑えたい、ご自宅から通いやすい場所、すぐに入居できる施設。
施設選びは、空室だけでなく、ご本人の身体状況や必要な介護、今後の生活、費用面などを含めて検討することが大切となります。
奥様をお連れして富士市内の施設を見学しました。
実際の施設の環境、介護体制、職員の人柄などを確認しながら、ご家族が気になっている点についてもひとつひとつ確認していきました。
見学後、奥様からこちらの施設で入居を進めたいとご回答いただきました。
奥様と長女様のそれぞれのお気持ちを考慮しながら、希望条件を整理して、実際に施設探しをすることで、ご家族が納得できる施設を一緒に探すことができました。
在宅介護は、ご本人にとって住み慣れた自宅で生活できる、ご家族とも一緒にいられるなどのメリットがある反面。ご家族負担が大きくなってしまう場合もございます。
ご本人とご家族のこれからの生活を守るために介護の方法を変えることは大切な選択肢の1つとなります。
施設への入居を選択することは、決してご家族が介護を諦めることではないと思います。
疲弊して共倒れする前にご家族だけで抱え込むのではなく、早めに関係事業所やケアマネジャーへ相談することで選択肢を広げることができます。
ご本人ご家族にとってこれから安心した生活を送れる場所を見つけること、そのお手伝いをすることが鳩のつえの役割だと考えています。少しでもお客様の力になれるよう日々精進して参ります。この度はご相談いただき誠にありがとうございました。
鳩のつえ富士相談室 土方和樹