担当のケアマネジャーのご紹介で、最初に娘様とお会いしたのは2020年の春。

同居している娘様が、お父様の介護をしてきて4年とのこと。

 

お父様の為に、一生懸命に介護に向き合って来られていました。

お父様ができないことが少しずつ増えてきており心配とのこと。

 

娘様には強い口調で物事を言う事もあり、辛く思う時もあるようでした。

 

色々インターネットで調べた施設についてご質問があり、内容についてはお伝えしました。

 

コロナ禍でもありましたし、もう少し在宅で頑張って、落ち着いて考えてみると帰られました。

 

2024年の2月。主介護者の娘様の体調が優れない。

8年介護をしてきたので、ご家族もそろそろ施設を考えようと言ってくれているとのこと。今度は具体的に見学にも行ってみたいと。

 

トイレの失敗が増えて、毎朝のように布団を濡らしてしまうなど、娘様の負担も以前より大分増えているようでした。

 

ケアマネジャーからも「お父様にはグループホームがあっていると言われたし、少人数で目をかけてもらえる点では良いかも」とグループホームの見学を中心に重ねていかれました。

ご自宅近くのグループホームの空きがちょうど出たので、そちらにお世話になることを決められました。

 

アンケート⑤のご意見の通り、色々考えることもあるかと思いますが、どうしても施設を考えないといけないタイミングでもあったかと思いますし、娘様自身の生活も大事にしてほしいと、ご家族も願っていたでしょうから、その時の選択がベストであったと信じ、無理のないように今後もご本人と向き合う時間をつくってもらえたらと思います。

 

相談員　土屋綾子