
アンケート

地域包括支援センターさまよりご紹介いただき、同居中のお母様のご相談で娘様が来られました。
身の回りの事はご自身で行なう事ができており、介護が必要という訳ではなく認知機能の低下が原因で同居されているご家族さまとの関係が悪くなってきてしまっている状況でした。
ご本人さまは施設に入る気は全くなく急を要する状況までではなかったため、ご見学から少しずつ進めていくご意向でした。
エリア、ご予算を含めてグループホームのご見学希望になり、2施設のご見学をされ入居を申し込まれました。満床で待機者もいる状況でしたが、本人への説得や認知症の診断を受ける時間を考えるとちょうど良いというご判断でした。
申し込まれてから半年後、施設から空室ができたと案内がありました。想定より早めのタイミングだったようですが、あまり先延ばしにしたくないという思いからご入居を決心されました。
ご本人さまは依然拒否が強い中でのご入居でした。ご入居後、他の入居者さまと比べると介護の必要性が低く帰宅願望が強く出てしまっておりました。施設の職員さまもご本人さまがしっかりされているが故に対応に困惑されている状況を見て、娘さまはご入居後も心労が続いておりました。
ご入居されてからも娘さまとは時折連絡を取らせていただいておりましたが、3ヶ月程経過された頃「面会に行ったら、あんたよく来たじゃん、また来なよ、と言ったんですよ」とご報告いただきました。そのお電話の声は晴れやかで、ご本人さまとご家族さまがようやく新しい平穏な生活を送り始めることができたのだと非常に安心しました。
ご本人さまにとっては家が一番なのは当たり前で、ご家族さまは罪悪感を感じてしまうものだと思います。しかし、適度な距離感が家族関係を回復させることは多いと思います。
ご入居後も苦労されていましたが、最終的に双方にメリットの多い入居となり良かったです。
アンケートにご協力いただき、ありがとうございました。
相談員 加藤純