アンケート
ケアマネジャーから紹介できそうな施設を教えてほしいとの鳩のつえに依頼あり。
在宅で一人暮らし。パーキンソン病を患っていて、出来ないことが少しずつ増えているという状況でした。
お子様がいらっしゃらなかった為、亡くなったご主人の娘夫婦が今後は関わってくれるとのお話でした。
ご本人に面談の際の姪夫婦の同席もお願いしましたが、まずはご自身が一人で話を聞きたいとのこと。事前情報から、本人のみに施設のお話をしていくことに心配もありましたので、ケアマネジャー同席の下、初回面談を行うことに。
1回目のご訪問。
事前にケアマネジャーからもらっていた施設の一覧表をもとに、気になる先にマーカーで印をつけて準備されており、色々施設についてのご質問を受けました。また初めて、本人の口から「冬を迎える前には施設に入りたい」と明確な希望を伺いました。
すくみ足になり膝をつくことが増え、起き上がりも難しい日があるとのこと。その日も少しお薬が切れてきているのか、発語が聞き取りにくく、動きも大変なご様子でした。
翌日、再度ご本人から電話があり、昨日聞いた話をあまり覚えていないので再度説明きてほしいと依頼があり。
2回目のご訪問
先日の訪問時には、ご理解されているようなご様子だったので、面談を何度繰り返しても同じような状況になるかもしれないと思い、再度姪夫婦を交えて話をすることをご提案しましたが、なるべく自分で最後まで決めてその結果を報告するようにしたいとのこと。
3回目ご本人と見学
ご自宅にお迎えにあがり、施設を2箇所見学
4回目ご本人と見学
追加で、別施設を2箇所見学
ご本人はその後も今回の見学で気になった施設に、ご友人と再見学をして、希望先の絞り込みをされました。
ご本人との動きはすべてケアマネジャーに報告。
5回目姪夫婦と施設訪問
ケアマネジャーと姪夫婦と、ご本人が決められた施設に見学。
初めて姪夫婦とお会いした為、
これまでのご本人との経緯や今のご様子、希望された施設のことを知っていただき、今後のことをご本人と話し合ってもらうように、関係者で情報の共有を図る機会とさせていただきました。
ご本人と初回面談をしてから3ヶ月、夏には施設入居となりました。
当初、冬までには入りたいと伺っていましたが、体調も変わりご自宅での一人暮らしが難しくなったので入居時期も早まりました。
今思えば、ご自身で施設を選んでいけるギリギリのタイミングでご相談いただけたと思います。アンケートのご協力有難うございました。
相談員 土屋綾子