アンケート
病院のソーシャルワーカーからのご紹介で娘様とお会いしました。
前日まで車の運転をし、家族といつも通りの会話をしていたお父様が突然病気から介護状態になり、娘様としてもなかなか現実を受け入れるのが辛いご様子でした。
お母様もご病気があり介護が必要な状況でしたので、そんなご両親を支えなければと娘様は一人で色々な悩みや迷いを抱えていっらしゃったと思います。
多忙な仕事の合間を縫って何度か面談をして、少しずつ気持ちの整理をして、今後お父様にどのように過ごして欲しいかというような希望を伺いました。
お父様のことを思えば思うほど、施設探しに迷うもの。
・現在の病院に継続して通院できるところ
・看護師常駐の先
・食事の内容について相談が出来る先
・一人にさせることなく、関わりを持ってもらえるところ
・経験を積んだ職員が多い先
・娘様がいきやすいところ
数カ所施設を見学、職員がどのように入居者様に接しているかといったご様子を見ながら、上記の希望に少しでも近づけられるかを確認していきました。
娘様が悩み迷う度にお会いして一緒に考えて、気になることを整理していくお手伝いをしました。
2ヶ月後、お父様は施設に入居されました。
・食事量が落ちた際に、食べれる物にメニューを変更したり、食事内容について相談に乗ってもらえる
・コロナ禍にありながら少しでも面会が出来る先
・見守りが厚いところ
最終的にこのようなポイントで施設を決められました。
3ヶ月後、施設に行った際にお父様のご様子を伺ったところ、歩行器で歩けるようになり入居当初よりも元気になっているとのこと。だいぶん生活にも馴染まれた様子で、娘様からのアンケート⑤のコメントもみて、とても安心しました。
施設を探すのはもちろん入居をされる方のためですが、同時に家族のためでもあると常々思っているので、心配のあまり眠れない日々を送っていた娘様自身が少しでも安心して元気にお仕事にいける毎日を送れていることを願っています。
相談員 土屋綾子