胃ろうだったのが施設入居で回復し、今はご主人が大好きなイタリアンを食べに行くまでに

駿東郡の障害者施設からご紹介がございました。
奥様が、夫の入居する有料老人ホームを探したいとご相談にいらっしゃいました。

これまで障害者施設へ入居していましたが、入院を機に胃瘻造設が必要となり、入居していた障害者施設では胃瘻の受け入れができない為、この機会に富士市近隣の有料老人ホームへのご入居を検討することになりました。
胃瘻だけではなく、入院中に痰の吸引も行っていた為、ご入居の相談ができる施設がだいぶ限られてしまう状況でした。
医療に強い施設、介護の手厚さ、ご自宅から近い施設、ご本人が60代と年齢がお若いことも考慮して、介護付き有料老人ホームではなく富士市内の看護小規模多機能併設のサービス付き高齢者向け住宅を提案させていただきました。

受け入れ先施設の管理者は、退院時の状態よりも施設入居した後に少しでも状態が良くなってほしいと日頃から一生懸命考え丁寧にケアしていただける施設です。
そういった管理者の熱い思いや経験値、現場の職員さんの対応力をとても気に入っていただき、そちらの施設で入居を進めることになりました。

日頃から待機者がいる施設なので、退院期限までに間に合うかどうかハラハラさせてしまう場面もあったが、何とか退院期限までに受け入れをしていただくことが出来ました。

元々入居していた障害者施設・入院中の病院・受け入れ先施設、皆様のご協力、
何より奥様がお仕事でお忙しい中時間を作っていただき、施設や病院とのやりとりなど迅速に動いていただくことで無事ご入居まで繋げることが出来ました。
誠にありがとうございました。

アンケートの⑤にも記載があるよう、
訪問歯科医と施設側との連携で顎が外れていることが発覚。それが原因で経口摂取ができないことが分かりました。その後の矯正治療の結果、現在では胃瘻は使わず経口摂取することができています。
最初、施設見学に行った際に奥様が仰っていた、旦那様が好きなイタリアンを一緒に食べに行くことや外出することも出来ているようです。
少しでも良くなってほしい家族の思い、それを実現できるよう昼夜問わずサポートする施設のたゆまぬ努力や情熱、何よりご本人様が元気になりたいと思う向上心、これが全て1つになって形になるものなのだと強く感じることが出来ました。
本当にありがとうございました。

相談員 土方和樹

ページ上部へ戻る