施設に入居することで形を変えて温かい家族関係が継続されました

居宅介護支援事業所のケアマネージャー様からご紹介をいただきました。

硬膜下血腫で入院、その後介護老人福祉施設に入居されご自宅に戻られたご本人様。
ご家族の想いもあり、ご自宅での生活を再開されましたが歩行が不安定で介護が必要な状況でした。
ご高齢の奥様、平日は単身赴任をされている長男様、近くに住む長女様で協力してご本人の介護をされていましたが、その生活を長く続けるのは難しいとお考えになり施設入居をご検討されました。

・時々家に連れてきてあげたい。
・奥様の将来を考えたご予算内で検討したい。
 この2点がご希望でした。

長男様が単身赴任先から戻られている土曜日にご自宅に訪問させていただきました。
奥様と長女様も同席され、それぞれがご本人様のことを想う温かい雰囲気でした。
まずはお話をゆっくりお伺いし施設の種類からご説明。介護付有料老人ホームで検討されることになりました。

後日、希望を踏まえた第一希望の施設と長女様が気になった施設の2カ所を見学。一度家族でご検討され、ご本人様の性格に合っていそうな点と通いやすさから第一希望の施設に決められました。

入居に対してご本人様が納得されるか心配をされていましたが、ご家族様それぞれへのご負担が軽減される距離感ができた事で、形を変えて温かい家族関係が継続されるのではないかと思います。
しばらくは帰宅願望が見られたようですが次第に慣れてきたと伺いました。今後も時々顔を合わせながらお互いが安心した生活を送っていただければと思います。
この度はご相談いただき、ありがとうございました。

相談員 加藤純

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