病院では身体拘束・・・施設入居後は自由に

病院のソーシャルワーカー様からのご紹介で娘様からご相談をいただきました。

①にあるように、病院としても退院先を、老健等色々ご提案し検討されているところでしたが、その中で有料老人ホームも選択肢に、同時並行で探していくことに。

①に「ご家族が仕事を辞めないと介護しきれない」とありますが、そうしてあげたい気持ちがあっても、娘様にも生活があり、またお一人で介護を背負うというのも大変ご負担になることが目に見えていましたので、鳩のつえとしても、ご家族が安心してお父様をお任せ出来る施設を探してあげたいという思いでした。

病院では事故を防ぐ目的で「身体拘束」が行われています。
今回の場合はベッド上からの転落転倒事故を防ぐために、ベッド上で拘束をされている状況でした。
病院で行われるその様な拘束が、老人ホームでは「原則禁止」されており、極力身体拘束をせずに事故を防ぐための工夫をされています。
その代わりに転倒などのリスクは当然高まるということもご理解を頂かなければならないところです。

ご家族の希望としては
活動ができるところ
周りに常に人がいるような環境
なるべく長期で利用できる先で落ち着いた生活をさせてあげたい
頻繁に家族が呼ばれたり、物を届けたりすることが困難なので施設である程度対応いただけるところ

3ヶ所施設見学をされました
将来寝たきりの様な状態になったら特養も検討したいが、今のお父様にあっている先を希望したいと施設を絞り込みされました。

施設入居後一度転倒はあったそうですが、元気にデイサービスにも通われています。今ある能力を落とさない様にという娘様たちの想いに施設のスタッフの方々も色々と考えながら対応をしてくださっているようでした。

相談員 土屋綾子

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