認知症による帰宅願望が強い方。グループホームを見比べご入居。

□■□ 土方相談員よりひとこと □■□

病院のソーシャルワーカーからのご紹介で孫娘様と義理の息子様と施設探しを行いました。

上腕骨を骨折して入院。
ご家族の関係性はとても良く、これまでは義理の息子様と2人で生活を送っていたが、就労している為、ご本人様は日中独居。孫娘様は嫁いでおり、付き添って介護することが出来ません。
ご家族の本心は在宅で生活させてあげたいという気持ちはあったが、以前からデイサービスの利用を試みてもご本人様の拒否が強く利用に繋がりませんでした。
更に、今回の骨折を機に車椅子となってしまい、認知症も進行しており帰宅願望が強く、病院でも日中はナースステーションで見守りをしている状況。
そういった経緯からご家族も仕方なく施設入居を決断しました。

ご家族のご希望は、認知症のケア、帰宅願望が強いため上手に関わってくれる施設を希望していました。また、落ち着いた雰囲気の施設が良いと。
ご家族と話し合いを行い、まず1箇所グループホームを見学。退院に向け入居を進めるつもりでいましたが、ご本人様の雰囲気に合いそうな別のグループホームがあり、再度問い合わせをしたところ、急遽1部屋空室が出ることに(施設探しを開始した当初に問い合わせた際は満室)。
その後、そちらのグループホームを見学。義理の息子様、孫娘様、共に大変気に入っていただき、そちらへ入居することを決めました。
同時に他の方からの問い合わせもあったようですが、ご家族が入居に向けスピーディーに動いていただけこと、病院の協力もあり、無事入居することが出来ました。

入居が決定してからもご家族はご本人様が落ち着いて生活してくれるかをとても心配されていました。
入居当日はたしかに落ち着かなかったようですが、入居1週間後にアフターフォローに伺った際は、すっかり施設に溶け込んでおり入居者の中のムードメーカーのような存在になっていました。

アンケートにも記載があるように、何より施設がご本人様を温かく受け入れてくれたこと、上手に対応してくれたことで早く馴染むことが出来たのだと思います。

鳩のつえは、都度空き情報を確認し最新の情報をお伝えしています。
今後も施設の黒衣となり、陰ながらご本人様・ご家族様をサポートしていきます。

今回も依頼元である病院・施設・ご家族様、皆様のご協力がありご本人様が無事入居することが出来ました。ありがとうございました。

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