認知症状が強くなり同居家族との関係が悪化し家族崩壊寸前。施設入居後、一度も見たことのない様な笑顔が見れた。

ケアマネジャー様からのご紹介で、鳩のつえにご相談。

ご家族と面談させて頂きました。

 

ご本人様の認知症状が強くなり始め、同居している家族は介護に追われてしまい、

それに伴い、家族間の関係性も日に日に悪くなり、家庭崩壊寸前というご相談でした。

 

ご家族の要望は・・・
・急ぎで受け入れ可能な施設

・認知症でも対応可能な施設

この2点でした。

 

ご本人様も、認知症状には波があり、悪い時と良い時の変化が激しいとの事で、ご本人自身は入居に対しての意向は、猛反対でした。

しかし、それ以上に家族としては、ご本人を支える気力や体力も無く、限界を迎えている状況でした。

 

いくつか施設をご案内させて頂き、まずは施設の「雰囲気」からご本人様に見学して頂き、ご自身と同じような方(元気な入居者)が入居されていると認識して頂き、施設のイメージから考えを変えていく方法で、対応させて頂きました。

 

入居前は猛反対していたご本人様ですが、施設に対してのイメージが変わり、施設入居に対して前向きになり、入居後の今では回答⑤にある、「一度も見た事も無い様な笑顔をしていた」と、施設入居に馴染んでいるとの事です。

 

「家族だけで支えていく」という事には限界があります。

「施設」はご本人の為にあるものですが、一番は支えてきて限界が来た家族に対しての「施設」だと今回改めて思いました。

 

忙しい所アンケートにご協力頂き、ありがとうございました。

 

相談員 宮澤健吾

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