苦渋の決断。認知症が進んでしまったお母様のホーム探し

□■□ 諏訪部相談員よりひとこと □■□

同居しているお母様のホーム探しのご相談でした。

認知症の進行により、夜間のお手洗い介助、それ以外でも不安なことがあると起こされて眠れていない。
家族に対しての暴言・暴力もあり、精神的に疲れ果てていた長男ご夫妻。
それでもなるべく、住み慣れた家でお世話をしてあげたいと、頑張ってこられましたが、お嫁様は夜間眠れず、体調を崩し始めていました。

お母様想いのご長男で、実際にホームの見学に行ってもなかなか任せたいと思えるところが決まらない。本当は入居なんかさせたく無い、けれどこのままでは介護者の家族が倒れてしまう。
そんな葛藤を抱えながら、5件ホームの見学に行きました。
そんな中でも、偶然空きが出たグループホームへ入居を決めることができました。

今回のご家族の条件
・認知症ケアの実績があること
・お母様の今の能力に合った対応や活動の提供をしてくれること
・なるべく少人数で家族のように接してくれること

上記の条件を満たした、ここなら安心して任せられそうだとご長男に納得していただけるホームに出会ってもらうことが出来ました。
何よりもお母様の個性を第一優先にケアをしてくれる、明るいベテランスタッフに囲まれて、穏やかに生活されるようになられました。
そんなお姿を見てご長男夫妻も胸をなでおろされています。行ける時には顔を見に行っているよと。ご長男夫妻も平穏を取り戻されて居る様です。

老人ホームへの入居は、家族みんなの幸せにも繋がること。「プロの力を借りる重要性」を改めて感じました。ありがとうございました。

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