自宅に帰る目標を持ちリハビリを積極的に実施。その成果がでているよう。

病院のソーシャルワーカーからのご紹介で、入院を機に退院後一人暮らしの家に戻ることは難しい方の施設探しのお手伝いをすることに。

今回のキーパーソンは弟様でしたので、早速ご自宅にお邪魔してお話を伺うことに。
「何かあればお互い助け合おうと言ってきたが、いざとなると本人が何を望んでいるか分からない。家族としては、本当は在宅復帰を目指せたら一番良いと思っている」とのこと。

よく他のご相談者様でも、「本人がどう過ごしたいかなど分からない」と、施設選びを迷われます。確かにその通りで、本人の感覚でないと分からないことも沢山あるし、施設に入って生活をしてみないと見えてこない部分もあります。
いつ来るかも分からない介護の話はなかなか話し合う機会も少ないかとは思いますが、お元気なうちに自分の考えや希望を家族に伝えておくこともひとつ大切なことだと思うのです。

今回は
・なるべくご自宅から近いエリアで
・回復してきたら在宅復帰を目指したい

施設見学をしていただき退院後そのままご入居となられました。アンケートには貴重なご意見を頂きました。入居後ご家族が感じられているご意見を伺い施設にも声を届けさせてもらいました。

先日施設見学に行った際にご本人をお見かけしました。
リハビリの成果か、だいぶしっかりした足取りで移動されて、フロアで皆様とカラオケなどを楽しまれていました。地元の方との共通の話題で会話も弾んでいる様子。
今回の方のようにお元気になって家に帰ることを目標に生活されている方もいらっしゃいます。その方によって施設を利用する目的や希望も様々、施設の方もそのご希望に少しでも添えるようにと向き合ってくれています。

相談員 土屋綾子

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