初相談から1年後、認知症状の悪化により施設入居

ケアマネジャーからのご紹介で娘様とお会いすることに。

一人暮らしのお父様のご相談でした。認知症の進行に伴い少しずつ目が離せない状況になりつつありましたが、初めて娘様とお会いした時には、「本人に施設のことはこれから説得するので、それほど急ぎでは考えていない」とのことでした。

かなり短期記憶も無くなっていて、と伺っていましたが、前回の介護の更新時に要介護1から要支援になってしまったとのこと。
要支援の方から入れる施設のパンフレットを数カ所ご案内して面談を終えました。

一年後。
娘様より「最近特に大変になってきたので相談したい」とご連絡をいただきました。

アンケート①にあるように、トイレの失敗や、危険な行為も増えてきており、娘様のご負担も増えてきているのがわかりました。
入居に関しては娘様も悩まれているご様子でしたが、見学に行ってみましょうと、今回は少し背中を押させてもらいました。

買い物に出て、お金の払い方がわからなくなった
食事を作りおいてもらっていても食べていない
トイレの失敗が増えている 等々

ご本人の安全のためにもご家族の安心のためにも、そろそろ施設探しを本気で始めた方がいいと感じたからです。

数カ所施設見学をしていただいている間、ケアマネに相談して、ショートステイを利用開始されました。お父様がショートステイを利用出来たということで、少し娘様も気持ちが楽になったようでした。

施設に見学に行かれた際に「認知症のお父様が生活をどのように送れるのか」ということを中心にご質問をされていました。

ご入居され半年になります。施設長からは
「時々お部屋から出て玄関の方にふらっと来られることはありますが、職員の声かけで特に問題なく対応出来ている。デイサービスにも参加されていますし、お元気に過ごされています」と伺っています。

アンケート⑥にコメントいただきましたが、みなさん同じ様に悩んだり迷ったりされることです。鳩のつえは、お客さまの一人一人の声に寄り添って施設探しのお手伝いをして、安心して何でも話してもらえる様な関係性を目指しています。また何かあればいつでもお声かけくださいね。

相談員 土屋綾子

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