入居の決め手は、大好きな晩酌を継続できること。

ご夫婦二人暮らしで、奥様がご病気でご入院、退院と同時にご夫婦二人で入れる施設を検討したいと、息子様よりご連絡をいただきました。

もともと奥様は施設を希望されていたようですが、ご主人は家で生活したいという気持ちが強かったそうです。
息子様は県外にお住まいでしたので、ご両親の「住み慣れたところから離れたくない」という気持ちを尊重されて、まずは近くで施設探しをすることに。

早速面談をして、施設のご提案、見学の手配をさせていただきました。
ところがここから状況は急展開となっていくのです。

見学予定の日、奥様の容態が良くないとご家族が病院に呼ばれます。

見学を予定していた3施設には鳩のつえよりキャンセルのご連絡

息子様より「母の退院が難しい状況になった為、とりあえず父は自分の住む県外の方で検討しようと思う」と。

数日後、お母様がご逝去されとのこと。

再度息子様からご連絡。「葬儀など済みひと段落したが、今回のことで様子を見ていて父が一人ではできないことが増えていると気づいた。しばらくは色々なことで忙しく静岡にも行き来する為、やはり静岡で再度施設探しを検討したい。落ち着いた時に、状況により自分の住む方面に呼び寄せるかは検討したい。」と。

早速見学を調整させていただきました。

A施設を選んだ決め手
飲酒が可能。好きな晩酌を続けさせてあげられる。職員の対応が良かった。

BC施設を選ばれなかった理由
人の姿が見えず、雰囲気が分かりにくかった。活気が感じられなかった。飲酒が禁止。等々

A施設は待機者もありましたが、ケアマネと相談をしてショートステイで待機をされ2ヶ月後に入居となりました。

A施設に入られ3ヶ月。面会は少しずつ緩和されてきましたが、まだまだコロナ禍でもあり県外からなかなか頻繁に来られないご家族にとってアンケート⑤にあるように、施設から定期的に本人の状況を連絡してもらえるのは、とても安心で有難いことだと思います。

お父様は、奥様のことからご自身の施設入居まで、大変な数ヶ月を送られましたが、少しずつ施設にも馴染んでこられているご様子。医療面でもサポートしてもらいながら、施設でも楽しみを見つけてもらえるようにと職員の方々も気にかけて下さっています。

相談員 土屋綾子

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