ご本人が施設入居に納得いくまで話をしてからご入居に至る

富士市の地域包括支援センターからご依頼いただきました。

富士市にお住まいの81歳男性。要支援1の方。
これまで単身生活を送りながら、畑仕事や家事をして自立した生活を送っていました。

脊柱管狭窄症がひどく、今回も手術をする為に入院をしていました。
手術が完了してリハビリを行い、歩行器を使用して歩行ができる状態となりました。
しかし、担当の医師からは、今後のことや単身生活での不安や危険性を考えると1人暮らしをさせることは出来ないと言われてしまった。

長女様は他県在住、次女様は市外在住。
娘さん達はこれまでも献身的に支援をして来たが、自分達の生活や仕事がある中で毎日思うように介護をしてあげるのは難しく、お父様(対象者様)の安全を考えるとこの機会に施設探しを進めた方が良いと決断されたようです。
長女様ご夫婦と次女様が老人ホームを探したいと鳩のつえにご相談にいらっしゃいました。

施設の希望条件は、
ある程度自由度があること、元気な方や話し相手がいること、必要な時に介護をしてもらえる施設、通いやすさ。
以上のことから富士市内のサービス付き高齢者向け住宅を見学することになりました。

施設の内容、職員さんの対応、次女様の自宅からの通いやすさなどを気に入っていただき、入居で進めることになりました。

ご入居で進めるに辺り長女様も次女様も、
これまで自立した生活をしてきたところから施設入居となる為、
お父様(対象者様)のお気持ちも大事に考え、しっかりお父様とお話しをして施設入居に納得してもらった上で進めることにしました。

施設の入居は、対象者様が入居に納得していなくても進めなければいけない場合や渋々納得して進める場合がございます。
ただ本来は今回のようにしっかり納得してもらった上で進めるのが最も理想だと思います。
長女様・次女様がお父様の気持ちも大事にしながら1つ1つ段階を踏んで施設入居に向けて進めることが出来ました。

ご入居後も⑤に記入していただいたように、施設側からも他の入居者の方とお話をして過ごすことやフロア内を歩行訓練しながら充実した生活をされていると伺っています。

長女様・次女様が施設入居に向け、お父様(対象者様)のことを第一に考え一生懸命動いていただいたこと、病院や施設の協力があり、退院期限までに無事施設入居することが出来ました。この度はご相談いただきありがとうございました。

鳩のつえ 富士相談室 土方和樹

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