ご入居者に寄り添い、お菓子の買い出しや本屋さんにでかける計画を

ケアマネジャー様からご相談を受けて1ヶ月半でご入居となられましたが、その間にご本人のご様子、状況が随分変わり、それに伴いお客様のニーズも変わっていかれたケースでした。

要支援1でお一人暮らしのお父様、近くにいる娘様が様子を見ながらの生活を続けられていました。ご本人や娘様と数カ所施設見学はされていたようですが、なかなか思うような先が見つけられずにご相談があったもの。

娘様から伺っていたご希望は
・釣りが好きなので、海の近くが良い
・コンビニなど近くにあり便利な場所
・自由度がたかいところ
・少し高級感のあるようなところ 

ご本人にお会いしてご希望を伺うと
・話し相手がほしい
・自分の時間が持てるところ
・買い物などは少し自由に出たい
・レクなどはそれほど興味ない     
というものでした。

数日後、お父様が倒れてご入院になってしまいます。ご様子もご自宅の時とは随分変わって、それに伴い施設に求めるニーズも変わってこられました。

結果的に、医療やリハビリなど充実した、手厚い施設にご入居されました。

先日施設に寄らせてもらったところ、「退院後少しずつ元気になって来られ、杖で歩けるまでに回復されましたよ。お菓子など買いに出たいと意欲も出てきました。本が好きな方なので一緒に本屋さんに出かけてみようと計画しているところです」とのスタッフのお話。ご本人の気持ちに寄り添い声を聞こうとしてくださっているご様子がわかりました。またいつか海に行って釣りが出来る日がくるといいですね。

相談員 土屋綾子

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