ご入居後は自宅でやってきたことの延長戦で、施設の手伝いを一生懸命している

担当のケアマネジャー様からのご紹介でご自宅に伺いました。

アンケート①から、認知症のご家族を介護されている方はどれほど大変かということが伝わってきます。

デイサービスやショートステイを利用されていましたが、事業所でコロナが出てしまいサービスが利用出来なかった時期など、ご家族がずっとついていなければならない状況が続き、施設入居を考えるきっかけとなりました。

お話を伺い、ご本人のご様子も見て、グループホーム向きの方だと思い、ご提案させていただきました。

ご家族が見学されて、色々やらせてもらえそうなので希望したいとのお返事。

入居後、施設長に様子を伺いに行ったところ
「なんでも手伝ってくれるし、施設は困っていることはないよ。トイレも自分で行かれるし、職員と散歩もしている。一度だけ夕方家に帰ろうとされたけど、問題なし。他の方とも並んでお話をよくされていますよ」とのこと。

施設長が「完璧にやれないのは当たり前。ただご自宅でやってきたことを奪わずにご自身でやっていただくことが大事。」とよく仰っています。自分一人では出来ないことも、少しの声かけや見守りで、やれることを与えてもらえるというのは本人の生きがいにも繋がりその人らしく生活できる大切な事ですね。

相談員 土屋綾子

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